活動の目的

一般社団法人 日本動物実験代替法学会は、動物実験の適切な施行の国際原則である3Rs(Reduction(動物数の削減)、Refinement(動物に対する苦痛軽減)、Replacement(動物を用いない代替法への置換)、*脚注参照のこと)の推進と普及を目的とし、研究、開発、教育、調査等を行う学術団体である。この3Rsの原則は1959年にラッセルとバーチが提唱し、1999年の第3回国際代替法会議でボロニア宣言として採択された動物実験を行う上での基本原則である。この原則は近年の実験動物福祉に関係する各国の法律や指針だけでなく、国際標準や国際指針に採用されている。

日本動物実験代替法学会が推進する3Rsとは 以下のようなものである。

Reduction = 削減
試験法の改良や見直しにより、評価に必要な情報の精度を
欠くことなく、実験動物数を減らすこと。
Refinement = 苦痛軽減
動物に与える疼痛や苦痛を和らげる、除去する、
あるいは動物福祉を向上させるように実験方法を改良すること。
Replacement = 置換
動物を用いる試験を、動物を用いない、
あるいは系統発生的下位動物を用いる試験法により代替すること。